例えば、下の表があったとします。
「VLOOKUP」と入力して、「エクセル」を得る式が作ってあります。
F2 : (入力)
G2 : =VLOOKUP(F2,B2:D5,2,0)
では、B列とC列の間に、新たに列を挿入したらどうなるでしょう?
列を挿入する前の結果は、「VLOOKUP」→「エクセル」ですが、
列を挿入すると、結果は「エクセル」ではなく「MS
OFFICE」になってしまいます。
原因は、「エクセル」は新しい表では5番目になっているのに、
「左から何番目の値を返す」の部分が「4」のままだからです。
「VLOOKUP」→「エクセル」としたいのであれば、関数の列番号「4」からを「5」に変える必要があります。
エクセルは、元の式を考慮して自動で変換してはくれません。
たいした手間ではありません。
でも、面倒くさくないですか?
これもそもそも、表の作り方・並べ方に問題があるという意見もあるでしょう。
最終形を想定して作っていないから、列の挿入が必要になってしまう、と。
確かにその通りではあるのですが、
例えば、
新部署の立ち上げに際して新しい項目を増やすこと、
その項目は既存の項目と関連性があるので並べておきたいこと等、
ないとは言い切れませんよね。
問題は「表の作り方」ではなく、「VLOOKUPで処理しようとする」ことです。
「VLOOKUPで処理しようとする」ことにより、
少なくても4つの手間が必要になってしまいます。
1.列を挿入する
2.関数を変更する
3.下にコピーする
4.列番号を変更する